真亜子と印刷所を経営する夫・道雄の夫婦仲は冷え切っていた。真亜子は小説家・誠の自宅へ行っては不倫を繰り返す。誠から離婚するよう言われるが、道雄が慰謝料すら払えない懐具合を考えると二の足を踏んでしまう。そして真亜子は、道雄を殺して保険金を手にするという恐ろしい提案を持ちかけた。ミステリー作家の...